2020年2月29日
4年に一度の閏年にあたるこの日、創志学園高等学校の卒業証書・終了証書授与式が挙行され、231名が創志学園高等学校を卒業しました。、
昨年創部のマーチングバンド部からも、1名が卒業、初めて卒業生を送り出しました。

この卒業式は、新型コロナウィルスの感染拡大により、大幅に規模を縮小。
卒業生と教職員だけで行われました。
さらに、卒業生は各ホームルームから、モニター中継される体育館での代表生徒や校長先生の式辞を見るなど、異例づくしの卒業式でした。




マーチングバンド部から卒業した生徒は、2018年4月の創部当初2年生。
当時の吹奏楽部は5名くらい?の超少人数で、特に練習日を指定せず、校内行事で演奏することを目標に練習する、小さな部活動でした。
彼女もそこに在籍しており、吹奏楽部顧問T先生が「この子は新しくできるマーチングに入れて欲しい、必ず成長する!」と強く推薦されるので、1人だけ先輩で入部してもらいました。
きっと心細かったし、夏くらいまでは居心地の悪い思いをしたかもしれません。

慣れない活動にも、後輩たちを見守るお姉さん役として、投げ出すことなくついてきてくれました。

そして気がついたら表情も明るくなり、自ずと衣装が似合うようになって、メンバーの中心にいるような存在になりました。みんなを引っ張るようなリーダーシップではなく、いてくれるだけでバランスが取れる、そんな不思議な存在に見えました。


そして3年生にはハイブラスで7人の後輩をまとめるリーダーになり、1年生のときの小さな吹奏楽部では想像もできなかった、さいたまスーパーアリーナでの全国大会出場を自力で獲得しました。
その中ではソロも経験し、失敗と成功を繰り返しながら成長していく姿を見ました。

2/23に準備していた最後のステージはコロナウイルスに邪魔されて中止になりましたが、代わりに開催した卒部式では、初めて感情を隠しきれない姿とみんなへの言葉を聞いて感動しました。


そして卒業。
派手なリーダーではありませんが、創志マーチングになくてはならない存在でした。
春からはなんと系列のIPUへ進学が決まっており、マーチングバンド部に入部、高校生が大学にお邪魔する際には、また大学の先輩として後輩たちを見守ってほしいと思います。
2年間ありがとう!お疲れ様でした!
そして卒業おめでとう!